ビーコン(Beacon)とは?


AppleがiBeaconを発表した2013年以来、
「ビーコン」という言葉は各メディア等で聞く機会が増えましたが、
現状でビーコンの技術を体感している、または大きな恩恵を受けているユーザーは
まだまだ少ないと言えます。

さて、今回は「ビーコン(Beacon)」って何?をテーマに
簡単な説明をしてみようと思います。

■ビーコンの種類
実は色々ビーコンってあるんです。
例えば道路交通情報通信システム(VICS)では、渋滞状況や所要時間、通行止めなどの情報を
電波ビーコンや光ビーコンと言われるもので車に情報を伝えています。
他にもWebビーコンと呼ばれるものはユーザーのアクセス動向等を収集するために埋め込まれた
情報収集用の小さな画像のことを指したりもします。
vics beacon

今回は勿論BLEを使った技術です。
(ここではあえて「iBeacon」と記述します)

 

■iBeaconって?
屋内測位システムにおけるアップルの商標のことを指します。
*iOS7以降で搭載された低電力、低コストの通信プロトコル、またはその技術

使用シーンを列挙する方が、イメージがつきやすいですね。
店舗での来店ポイントの付与、クーポンアプリの起動、決済
スタジアム等屋内施設での指定席への誘導
スマート家電等の連動によるスイッチレス電灯
図書館の書庫NAVI 等々
beacon image

 

■iBeaconの仕組み
iBeaconは発信側のビーコン端末とそれに対応したiPhoneアプリ、データサーバの
3点の組み合わせから成り立ちます。
ビーコン端末から「アドバタイズメント・パケット」というID情報が発信されており、
iphoneアプリがビーコン端末と同じ識別子が含まれていると判断すると、
アプリが反応してデータサーバーからの情報が表示されるという仕組みです。

 

■iBeaconの特徴
iBeacnには大まかに2つの機能があります。
1つ目は、iOSデバイスがビーコンの領域内に入ったこと、出たことを検知する機能です。
デバイスを検知できる範囲は、概ね半径数十センチ〜数十メートル程度です。

2つ目はビーコンの領域内にいるiOSデバイスと、
ビーコンの間の距離を「遠い」「近い」「非常に近い」の3段階で検知できることです。
リアルな位置を把握し、現時点である場所にいる人にだけ情報を届ける事ができます。

 

■iBeacon vs GPS
GPS(Global Positioning System)は日本語では「全地球測位システム」と言いますが、
GPSは人工衛星を利用して位置を測定するシステムで、
屋内や地下等、衛星から電波が届かない場所での測定が難しい欠点があります。
一方iBeaconは、GPSのような広範囲での利用はできませんが、
屋内や地下でも問題なく利用でき、数cm~数十cmレベルで位置を特定できる事が可能です。

 

■iBeaconが機能するための条件
機能するためには最低3つの条件が揃わなければいけません。

①アプリ
Beacon端末は固有のID情報を発信するだけで、画像や情報を直接送信していません。
アプリがBeaconの信号を検知すると、サーバに情報照合の問い合わせを行い、
サーバから返ってきた結果を表示する仕組みになっています。
なのでアプリが必要なのです。

②BluetoothがOnでないといけない
そもそもの話なので省略します。

③OSのバージョン
iOSならiOS7以降
AndroidはAndroid 4.3以降
WindowsはWindows 8.1以降からBLEに対応したAPIが追加されています。

 

iBeacon非常にシンプルな仕組みですが、上記の様な条件が必要なことから
まだまだ市民権を得られた状態とは言えないです。
ただ、シンプルな仕組みだけに応用がかなりききます。
言い換えるとアイデア次第で驚くほど速く市場にあふれる可能性を秘めており、
現にそのポテンシャルを発揮しつつある状況かと思います。
もちろんRaytacのBLEモジュールでビーコン端末の作成可能です。
気になる方はまずはお問い合わせを。

ビーコン(Beacon)とは?” への1件のフィードバック

  1. ピンバック: iBeacon vs Eddy Stone | Bluetoothモジュール (BT4.0 & BT4.1 & BT4.2)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です